淡路七福神霊場の一つである長林寺では、福禄寿をお祀りしています。福禄寿の功徳には、子孫繁栄(福)、財産(禄)、健康長寿(寿)があります。境内には淡路島特産のいぶし瓦でできた福禄寿像があり、多くの参拝者の目を引いています。こちらは大望成就を授けるみ寺です。
天平九年(737)、僧行基が七堂伽藍を建立し、本尊の十一面観音菩薩像を安置しました。これが長林寺の起源であり、塔頭十二坊を有し、仏教を広める霊場として名を知られました。延喜元年(901)、管原道真が当地に滞在し、都を志す誓いを立てたことから、この地が「都志」と呼ばれるようになりました。
長林寺では、十一面観音菩薩の縁日には夏祭りが開催され、勇壮な「つかいだんじり」が境内を練り歩きます。この伝統的な民俗芸能は、二人の乗り手が操るだんじりが縦横無尽に転がり、妙技が披露される様子が見どころです。過去には国立劇場でも公演され、全国的に知られる貴重な地域の文化遺産となっています。
福禄寿の縁日は毎年1月1日から15日までの期間に行われます。
長林寺の基本情報
名称 | 長林寺 |
住所 | 兵庫県洲本市五色町都志万歳975 |
電話 | 0799-33-0121 |
公式サイト | https://www.tyorinji.com/ |
営業時間 | 8時~17時(お参りは24時間可能) |
定休日 | なし |
入場料 | 無料(拝料300円) |
駐車場 | 50台 |
駐車料金 | 無料 |
アクセス | 公共交通:神戸~五色高田屋嘉兵衛公園行 五色BCから徒歩10分(700m) 車:淡路ICから車で25分(18km) |