淡路島の美術館・博物館

淡路人形浄瑠璃資料館

淡路の人形浄瑠璃は、江戸時代前期(約300年前)から西日本を中心に巡業し、各地に浄瑠璃文化を広めました。当時、淡路島には40座以上の人形座があったそうですが娯楽が多様化する中で現在では1座のみが残っています(淡路人形座)。

淡路人形浄瑠璃資料館では昭和40年代半ばで活動を停止していた淡路人形浄瑠璃の名門『市村六之丞座(いちむらろくのじょうざ)』の人形・道具等一式をゆずり受け、平成2年に淡路人形発祥の地(江戸時代の三条村、現南あわじ市市三條)に開館しました。

※淡路人形浄瑠璃資料館では人形浄瑠璃を上演していません。人形浄瑠璃は淡路人形座でご覧いただけます。

人形浄瑠璃とは?

三味線の伴奏とともに太夫(だゆう)が物語を語る伝統的芸能を浄瑠璃といいます。15世紀中頃に牛若丸と浄瑠璃姫の物語が人気を博したことから、この名前がつけられました。この浄瑠璃に合わせて人形を使い演じるものを「人形浄瑠璃」と言い、太夫、三味線、人形遣いの3つの要素が一体となった総合芸術です。

淡路人形浄瑠璃資料館の観光ポイント

淡路人形浄瑠璃資料館の入り口
淡路人形浄瑠璃資料館の入り口

淡路人形浄瑠璃の名門”市村六之丞座"の人形と道具一式を見学できるほか、人形浄瑠璃について学べる各種案内が充実しています。

現在でも人形浄瑠璃を上演している淡路人形座と合わせて訪れることで淡路の伝統芸能である人形浄瑠璃をより深く知ることができます。

淡路人形浄瑠璃資料館の展示物

漁村町で多く上演されていた戎舞のエビス様
漁村町で多く上演された戎舞の戎様

淡路人形浄瑠璃資料館では主に以下の資料が展示されています。

  • 各種人形の展示
  • 人形の頭展示と人形師の紹介
  • 豪華な人形の衣装「衣装山」
  • 浄瑠璃本の展示
  • 野掛け小屋の展示
  • 関連資料や絵葉書などの販売(お土産)
淡路人形浄瑠璃資料館の人形の頭と人形師の紹介
人形の頭と人形師の紹介
淡路人形浄瑠璃資料館の浄瑠璃本
浄瑠璃本
淡路人形浄瑠璃資料館の豪華な衣装山
豪華な衣装山
淡路人形浄瑠璃資料館の野掛け舞台
野掛け舞台
淡路人形浄瑠璃資料館の昭和30年代の野掛け芝居の様子
昭和30年代の野掛け芝居
淡路人形浄瑠璃資料館のお土産「絵葉書」
絵葉書のお土産

淡路人形浄瑠璃資料館の基本情報

名称淡路人形浄瑠璃資料館
住所兵庫県南あわじ市市三條880
電話0799-42-5115
公式サイトhttps://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/jyoururi/ningyo.html
営業時間10:00~17:00
定休日月曜日 (月曜日が祝日の場合は、その翌日)
入場料無料
駐車場あり
駐車料金無料
アクセス公共交通:「市」バス停から徒歩12分。
車:「西淡三原IC」より10分。

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