高田屋顕彰館・歴史文化資料館は江戸時代後期(1769-1827年)に活躍した日本を代表する廻船業者・海商「高田屋嘉兵衛(たかだやかへい)」をテーマとする博物館です。
本博物館がある洲本市五色町都志は高田屋嘉兵衛の生まれ育った地であり、晩年は私財を投じて地域の発展に貢献しました。
この記事では、高田屋顕彰館・歴史文化資料館を実際に訪れて感じた魅力とともに観光のポイントをお伝えします。
高田屋嘉兵衛とは
高田屋顕彰館・歴史文化資料館の観光ポイント
高田屋顕彰館・歴史文化資料館では、高田屋嘉兵衛の生涯をいくつかのテーマに分けて紹介しています。その中でも北前船や廻船業者「高田屋」の資料展示は、江戸時代後期の商船業の様子を知ることができます。
また、アイヌや北方開拓に関する資料、ロシアとの間に起こったゴローニン事件でロシアに拿捕された記録なども展示され、当時の国際情勢に触れることもできます。
地域の歴史だけでなく日本の歴史を学びたい人にとっても魅力的な観光スポットです。
北前船とは
高田屋顕彰館・歴史文化資料館の展示品
高田屋顕彰館・歴史文化資料館の展示は、主に船、高田屋、アイヌ、北方探検、ロシアに別れています。
船に関するエリアでは、当時の船の模型や碇、航路図、船内の備品などの貴重な資料とともに、廻船業が当時の社会に与えた変化について紹介されています。
高田屋に関するエリアは高田屋が使っていた商印や備品、晩年に過ごした淡路島の屋敷の様子などを知ることができます。
アイヌや北方探検に関するエリアでは、当時の地図や関連する書物、民族衣装などが保管されています。
ロシアに関するエリアでは主にゴローニン事件に関する歴史が学べる展示物が充実しています。
高田屋顕彰館・歴史文化資料館に関連する見どころ
高田屋嘉兵衛の活躍した北前船は、2017年4月に日本遺産に認定されました。この日本遺産には高田屋関連資料群(高田屋顕彰館・歴史文化資料館)の他に以下の物が含まれます。
高田屋顕彰館・歴史文化資料館の概要
名称 | 高田屋顕彰館・歴史文化資料館 |
住所 | 兵庫県洲本市五色町都志1087 |
電話 | 0799-33-0354 |
公式サイト | https://www.takataya.jp/nanohana/nanohana.htm |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
定休日 | 火曜日(休日の場合、翌平日) |
入場料 | 大人500円、大学・高校生300円、中学・小学生200円 |
駐車場 | 150台 |
駐車料金 | 無料 |
アクセス | 公共交通:バス停「ウェルネスパーク五色」から徒歩1分。 車:北路ICから車で30分。 |