淡路文化史料館は、淡路島の歴史文化を一堂にあつめた史料館です。はじめて淡路島を訪れる方や淡路島のグルメやテーマパークと合わせて歴史文化も知りたい方にオススメの観光スポットです。
この記事では、淡路文化史料館を実際に訪れて感じた魅力とともに観光のポイントをお伝えします。
淡路文化史料館の観光ポイント
・国土創生から昭和まで広く学べる唯一の史料館
淡路島には各地域の歴史文化を記録展示する博物館や史料館はありますが、淡路島全体の歴史文化を集めた施設はおそらく淡路文化史料館だけではないでしょうか。
その中でも特筆すべきは、古代から近世にかけての展示物。淡路文化史料館以外ではなかなかお目にかかれない貴重な資料を見ることができます。
淡路文化史料館の展示物
淡路文化史料館の1階大展示室には、国の重要無形民俗文化財に認定されている「淡路人形浄瑠璃」が紹介されています。人形の頭や太夫の見台・三味線など、伝統的なアイテムを中心に、復元舞台で人形浄瑠璃を疑似体験することができます。
本物の淡路人形浄瑠璃は淡路人形座で、淡路人形浄瑠璃について更に詳しく知りたい時は淡路人形浄瑠璃資料館へも合わせて訪れることをオススメします。
>>>淡路人形座のご紹介(準備中)
また、祭礼の際に引いて練り歩く屋台「だんじり」の展示もあります。ここで展示されているのは舟形檀尻の内の船だんじりと、曳き檀尻の内の布団だんじりです。ともに現在も祭りの際に見ることができます。
更に詳しくだんじりについて知りたい方には北淡歴史民俗資料館がオススメです。だんじりに関する詳しい資料を見学することができます。
1階の大展示室の隣には歴史展示室があります。ここでは原始時代から近代にかけての歴史を、出土した遺物や金工品、文書、模型、写真パネルなどのさまざまな資料で見学できます。
邪馬台国の女王卑弥呼との関連が深い鏡、日本最古級の鉄製宝塔、日本史で誰もが知る羽柴秀吉や石田三成の手紙、徳島藩主や洲本城の関連品、洲本の城下町の資料などを見学できます。
明治や昭和に関しては、絵葉書や淡路鉄道の資料から当時の淡路島の様子を知ることができます
2階の美術展示室には淡路で有名な陶器「珉平焼 みんぺいやき」や、洲本の名文豪「岩野泡鳴」に関する資料、そして淡路島出身の芸術家の作品が展示されています。隣には、海や漁業に関連する道具や絵馬、古い農作業の道具、そして一般の人々の日常生活で使われていた用具が展示されています。
3階の直原玉青記念美術館では、地元洲本市出身の日本現代南画の第一人者「直原玉青」画伯の作品が展示されています。洲本市の隣の南あわじ市には日本ではじめての現代南画の美術館「南あわじ市滝川記念美術館 玉青館」もあるので水墨を基調にした絵画「南画」に関心のある方はこちらもオススメです。
淡路文化史料館の基本情報
名称 | 淡路文化史料館 |
住所 | 兵庫県洲本市山手1-1-27 |
電話 | 0799-24-3331 |
公式サイト | https://awajishimamuseum.com/ |
営業時間 | 09:00~17:00(入館は16:30まで) |
定休日 | 月曜日 ※月曜日が祝日の時は翌平日が休館日となります。年末年始の休館日は12/28~1/4。 |
入場料 | 大人500円、高大生300円、小中生150円 |
駐車場 | あり |
駐車料金 | 無料 |
アクセス | 公共交通:洲本(高速)バスセンターから徒歩約10分。 車:洲本ICから車で15分。 |